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メッセージ

これまでの50年、
この先へつづく50年

「ゆうあいの郷」誕生から50年の歳月を重ねました。
七重浜、当別の地から函館の街へと拡がっていった、
わたしたちが共に働き、生活する場所。
利用者一人ひとりの暮らしそのものが、
侑愛会の歴史を映し出しています。

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カランカラーン、カランカラーン。
鐘の音が響きわたる丘に「ゆうあいの郷」はあります。
函館市から車でおよそ一時間。渡島当別駅からなだらかな坂道をのぼってゆくと、やがて丘の上に見えてくる屋根たち。沢ひとつへだてた向こうには、トラピスト修道院。「ゆうあいの郷」はこの丘に立ち、ゆたかで時にきびしさも見せる自然に育まれ、五十年のときを積み重ねてきました。

わたしたちの物語は小さな保育園から始まりました。
そこは、戦後の何もかも足りない時代に、復興の担い手であり、小さな子供を持つお母さんでもある女性たちの願いで作られた場所。
入園を希望する子供たちの中には、さまざまな子供たちがいました。障がいのあるなしに関わらず、街の子供たちはみんな園に迎えられ、守り育てられました。道標になる手本や先例がない中での障がい児の受け入れが、その後の社会福祉法人侑愛会の歩みへとつながります。
楽しい時間をここで過ごした子供たちが、いつしか大人になり老いを迎えても、わたしたちは常にその人生を明るく照らせるよう目指してきました。

支えを必要とする人にそっとより添い、手を差し伸べるとき、それは優しいほほえみになって返される。「人が有り、愛になる」わたしたちの実践は、そんな暮らしを叶えたいとひたむきに願ってきた五十年なのかもしれません。

かけっこを楽しむ子供たち
作業着で農場へと向かう人
温かな窓辺で目を細めるおじいさん
大好きな豆パンを買いに来るおばさん
絵具を手にキャンバスを彩っていく人
みんなが大好きな散髪屋

「ゆうあいの郷」が誕生してから五十年、毎日数えきれないほどの「暮らし」という物語が各々の街で生まれています。

わたしたちが気づき、語りかけることで、利用者の暮らしの拓かれ方はかわっていくのです。
利用者のそれぞれが生まれ持った個性と可能性。それをかがやかせるには、わたしたちに何ができるでしょう。
熱意だけでも、環境だけでもきっと違う。この先につづく利用者のゆたかな未来のために、わたしたちが果たすべき仕事を、暮らしのあり方を、見つめていきませんか?

社会福祉法人侑愛会