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おひさま
児童発達支援事業所
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障害者支援施設
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電話:0138-75-3018
FAX:0138-75-2522
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当施設は平成6年に開設された通所授産施設です。
定員は40名で主にクッキー、パン製造を日中活動として行っています。
気づきメモの特徴としては、作業を通して危険を及ぼすものと、作業から離れた箇所で発見される事例の2通りがありました。
製造作業が日中活動となる特性上、切り傷、火傷、転倒が三大事故であり、それらを未然に防ぐことが気づきメモに求められることして職員間で認識したいと思います。
このようなことから、気づきメモはヒヤリハット以前の危険を予知するという重要なポジションにあるということを忘れてはならないと思っています。
・生地を型抜きするロータリーモルダーで生地を入れる際、手を挟む危険性がある。
《対応方法〜生地を入れる箇所に金網でカバーする。》
・パン生地の分割に使うスケッパーの角が鋭利なので手を引っかける可能性がある。
《対応方法〜鋭利な部分を研磨し丸くする。》
・ハンドミキサーのコードが短く、歩行時に引っかかり転倒する危険性がある。
《対応方法〜延長コードで壁づたいにして足下に落ちないようにする。》
・オーブンから製品を出す際、後ろに人がいると追突する危険性がある。
《対応方法〜オーブン開閉時は職員が周りを配慮する方向で利用者さんの導線を一方通行にする。》
・包丁置き場の刃の向きに統一性が無く危険である。
《対応方法〜一定方向を向くようにホルダーを設置し、刃の露出を無くする。》
・店舗前の掃き掃除の際、車道の白線の近くに寄ってしまうことがあり、交通事故の危険性がある。
《対処方法〜あらかじめ掃除を行う範囲を提示し、車道に近づかないようにする。》
・クッキーハウス玄関に置いてある、台車の移動に使う簡易スロープが歩行中の妨げになり転倒の原因になる。
《対処方法〜簡易スロープの使用時のみに設置し、それ以外は確実に片づける。》
・オーブンから取り出す際、天板に皮膚が触れ火傷の原因になる。
《対処方法〜オーブン出しの際は確実にサポーター、腕抜きを着用する。》
・冬場の玄関前に氷が頻繁に張り、日陰のため溶けづらく転倒の恐れがある。
《対応方法〜こまめに氷を割り、融雪剤で対応する。》
・床のぬれ等が転倒の原因になる。
《対応方法〜床ふき掃除の水切りを行う時間を設定し水分の除去に努める。》
全体を通して作業に関わる物理的な改善で解消できる事例が全体の60%を占める結果となりました。
その中で製造作業で使用する機械、道具類の中には少しの工夫を施すことで解消に繋がる例があると再確認することができまた。
日常では転倒を予測する事例が全体の40%あり、今後、利用者の加齢に伴う身体能力の低下を考慮すると全職員が安全に対する意識を共有して行くことが求められると思いました。
最後に反省点として気づきメモの提出件数が10件とかなり少数となり、今後はより細かな事例でも気づけるように定期的な周知を行っていきたいと思います。
(2010年6月 クッキーハウス)