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おひさま
児童発達支援事業所
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障害者支援施設
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電話:0138-75-3018
FAX:0138-75-2522
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星が丘寮は定員60名の障害者支援施設です。星が丘寮を利用している人は、知的には重度・最重度の方で、自閉症の障がい特性のある方々です。そのため、支援度においては極めて高い状況です。また、星が丘寮を利用している方々は、てんかん発作のある利用者の方が半数を占めています。その他にも、内的疾患の状況も年々増加しており、現在、服薬を受けている方は全体の80%に達しています。今後、この数字は年を追う毎に増えていくことが予想されます。
そこで、多様化する服薬の管理と配薬ミスを防止するため当寮オリジナルの「服薬管理マニュアル」を作成(平成19年4月)。以降改訂を重ねながら今日に至っています。
マニュアルを作成するにあたり、全職員が同じ考えでこのマニュアルを活用できる事を目的に、「配薬ミスは、100%業務上のミスである」といった前提で予防策を考えていくということでした。今まで蓄積された事故・ヒヤリハットの情報を基に、現状の配薬管理を再検証し、同じミスを繰り返さないための予防策を検討しながら、マニュアル運用・メンテナンスにあたっています。
以下、服薬管理マニュアルにある具体的な対応策を一部抜粋して紹介します。
1. 月2回の処方(木曜日;精神科の場合)。原則として、翌週月曜日に看護師が診療所より星が丘寮全員分の薬を受け取る。その際、診療所看護師より星が丘寮分なのか、人数分処方されているのかを確認する。
2. 看護師は、原則、各寮担当チーフに薬を手渡しする。ただし、その日、チーフが勤務していなかった際は、その日の寮担当職員に手渡す。
3. 分包の名前と、処方時間(朝食後、昼食後など)を確認する。
4. 受け取った薬は、薬の内容を確認する。
5. 薬の数の確認をする。(例:1日3回14日分処方なら、42シートなど)
6. 再度、利用者の名前、薬の錠数を確認する。
7. 薬を1日から31日まで、朝、昼、夕、就床前と3又は4つに仕分されている保管ケースに入れる。
1. 保管ケースから当該分の薬を出し、担当職員が名前、時間、内容を確認して「専用携帯バッグ」に入れて管理(1名)する
2. 専用携帯バッグを持った職員が直接利用者に薬を渡す。(やむなく他の職員が渡すときは、双方で利用者名を声を出して確認する)
3. 利用者に薬を渡す際は、必ず薬袋等に記載されている利用者名、服薬時間を声を出して確認、利用者の顔を見ながら手渡す。
4. 服薬(個別マニュアル)
5. 飲み終わった薬の袋を「専用かご」に入れてもらう。
6. 職員は、専用かごにある薬袋をひとつずつ飲み残しなどを確認して、ごみ箱等に処分する。
配薬ミスを防止するための策として、当寮の「服薬管理マニュアル」の一部をご紹介しましたが具体的には写真のようになっています
・保管ケースは職員室にあり、1ケースに一日分が朝、昼、夕または就床前に分けて保管されています。
・毎食後ごとに薬を渡すときに使用する専用携帯バッグです。利用者ごとに服薬内容が確認出来る表がついています。 | ・薬を渡す職員が専用携帯バッグを管理します。 |
・飲み終わった薬包を入れる専用かごです。
・飲み残しなどを確実に確認し、プラスチックなど分別も行いながら処分します。 |
(参)塗り薬の保管
・一人ずつマス席になっていて蓋の内側には回数や時間の目安が書かれています。 | ・保管ケースのフタには個別に薬名、部位などが表になっています。 |
(参)服薬マニュアルから
・一人でお薬を飲めるようになるために「のみ方カード」などが個別に工夫されています。 | ・職員に「お薬カード」を渡し、それと交換して薬を受け取る人もいます。 コミュニケーションをゆたかにする効用もあります。 |
※この取り組みによって、配薬ミス防止だけではなく、職員の動き(動線)に無駄がなくなるという効果も実感しています。
※今回は以上ですが、なにかおわかりにならないところがあればお尋ねください。
(星が丘寮)