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おひさま
児童発達支援事業所
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障害者支援施設
住所:〒049-0282 北斗市当別697番地
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『ワークショップはこだて』は作業活動を通して利用者一人一人の職業的自立と自己実現を図ること、また豊かな地域資源に囲まれた立地条件を生かし 広範囲にわたる在宅ニーズを支えることなどを目的としています。現在(平成23年7月現在)の利用者の定員は40名(実人員52名)ですが、函館青年寮や ケアホームなどの利用者を合わせると90名以上の利用者が作業活動を支えています。
以前からの「事故報告書」、「ヒヤリハット報告書」に続いて一昨年度より「気づきメモ」なる取組が始まりました。私達の事業所でも“見逃しがちな 日常のリスクの発見と改善を図りながら課題認識を共有すること”をポイントとしてその提出を求めていくことにしました。事故を減らしながらサービスの質の向上を 目指す目的のために普段の会議等でも励行を促しましたが、日常的な気づきを文書に落とし込む作業を普段の業務の中で習慣化することは中々難しいことでした。
そこで「ヒヤリハット報告書」と「気づきメモ」を一つの書式にして①発生日②時間・内容(ヒヤリ、気づきの別)③予測事故④原因分析・対策⑤記入者 、のシンプルな構成にして一枚一枚細かく分析、調査する負担を出来るだけ省いて気軽に提出しやすいように工夫しました。
さらに本来的ではありませんが3ヶ月間文書提出にノルマをかけることにしました。当事者の感覚的な気づきを事業所全体の客観的認識にするためには、 やはり文書に落とし込むという作業を習慣にする必要性を感じたからです。
職員の負担は少なくなかったと思いますが、 “リスクのレンズ”を通して日常を再観察することによって、実は驚くほど隣り合わせだったリスクに関して無防備だったことに気付くことが出来るようになってきました。 事業所の三大事故(作業中の裂傷、転倒、通勤途上の事故や怪我)に繋がることが予想される環境や状況はもちろん、苦情に発展することも予想された事柄も多く出てきました。
また事故予防に関する気づきのみならず、日常サービスの改善事例に至ったケースも多くありました。
現在は提出枚数は減りましたが、職員の意識や気づきの感性が磨かれたきたように感じます。
事故を減らす、ということは即ち“利用者が何を求め、何に満足するのか”を一生懸命に考える、というサービスの質の向上を図るテーマに直結する気がしています。
事故の発生を限りなくゼロに近づけるためには職員の意識を高め続けていくしか根本的な対策がないのではと感じる今日この頃です。
(2011年8月 ワークショップはこだて)