リスクマネジメントの取り組み

小委員会活動報告9

 

小委員会での取り組み

 

入所系事業所

 

 リスクマネジメント委員会の入所系事業所である、「おしま学園」、「ワークショップまるやま荘」、「侑ハウス」の3事業所が集まって話し合いを行っているのが、現在のこの小委員会です。施設入所という支援環境の中に潜む様々なリスクについて、情報交換や意見を出し合っています。平成28年度からの小委員会では、委員長から活発な小委員会活動のためにと提示された「虐待防止体制整備チェックリスト協議シート(小委員会活動用)」を元に話し合いを続けています。その中での話し合いの内容を一部ご紹介したいと思います。

 第1回のチェックリストでは、自分の事業所での取り組みを思い出しながらチェックしたシートを見せ合いつつ話し合いました。例えば、「利用者の参加を得る、または充分に利用者の方の意向を聞き取る手立てを講じている」の項目では、同意の得かた、それが本当に充分なものであるか難しいといった意見が出されていました。

 第2回では、「夜間等の職員配置が手薄な場面・時間帯について、事故・不適切対応の具体的な防止策」について、マニュアル記載の有無だけではなく、実際の支援環境からできることや他の職員間での助け合い方、設備面での防止策など多岐に渡り情報交換をすることができました。

 第3回は、チェックリストの中から主に「虐待防止に関する研修会」を取り上げました。研修会への参加、事業所内部での研修会の実施、伝達の仕方について話し合いました。

 第4回では、「外部チェック」ということで、オンブズマンからの第三者としてのアドバイスを受け取る利点について、また、ボランティアや地域住民との交流の機会などについて各事業所の取り組みや実際の場面を紹介し合いました。

 今後も、共通していること、それぞれで異なっていることなど活発な話し合いを続け、互いに学び吸収し合って、自事業所でのより良いリスクマネジメントに生かしていきたいと思います。

 

(2017年10月 小委員会)

※気づきメモとは、事故やヒヤリハットに至る前に日常に潜んでいる危険に気づき、予想される事故に対して事前に対応をすることで、大きな事故を未然に防ぐ事を目的とされています。