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気づきメモは、事故やヒヤリハットに至る前に日常に潜んでいる危険に気づき、予想される事故に対して事前に対応をすることで、大きな事故を未然に防ぐ事を目的とされています。この気づきメモの前年度提出された内容を、場所や時間帯などカテゴリー別に集計した結果について報告いたします。
平成21年7月から平成23年3月までの気づきメモの提出数は、総数62件であった。全職員が5枚提出した場合の総数を165件としたときの提出割合は、37.5%である。年度途中からの実施ということと、提出に対しての働きかけや危険予知訓練の実施回数が少なかったこと、また、気づきメモの目的が周知されていなかったことが、提出の低迷の要因として考えられる。
1月から3月までの提出数が多いのは、冬期間における転倒のリスクが高まった事に関係していることが考えられる。
玄関、居室、ホールと居住施設における危険箇所が指摘されており、この3ヶ所で全体の47%弱を占めている。特に、玄関でのリスク内容としては、転倒に関する内容が多く報告されている。
リスクの多い時間帯として、一番多いのは、9:00〜12:00となっており、出勤時におけるリスクが高いことが伺える。20:00から翌7:00までの時間帯における提出は0件であった。
転倒に対する気づきが多く、全体の50%弱を占めており、次いで、裂傷などの怪我に対する報告がある。その他としては、異食、疾病、火災、喉つまりである。
気づきメモにおける目的を今一度全職員に周知し、星が丘寮全体のこととして考えて、危険予知訓練の実施や提出強化月間を設けるといったことで、気づきメモの提出枚数を上げ、その結果、事故やヒヤリハットを未然に防ぐことができるよう、徹底していく必要がある。
(2010年6月 星が丘寮)