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児童発達支援事業所
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七重浜保育園は昭和28年9月開設し昭和46年1月北斗市七重浜6丁目に移転改築、平成20年3月現在地北斗市七重浜3丁目に移転改築しました。園児数は90名から120名に定員増となりました。
平成18年6月に侑愛会にリスクマネジメント委員会が発足しました。当初、解らない事も多く、正直戸惑いもありましたが、委員会に継続的に参加する中で、各施設のリスクの違いを知り、単園ではなかなか難しいリスクマネジメントの方向性が見えてきました。
事故防止を掲げるだけでは不十分で、事故を減らす為に把握・分析・評価・実行を組織的に行い、各施設で事故報告書・ヒヤリハットを提出し四半期ごとの事故集計報告、気づきメモの集約、事故の定義づけ等が実施されてきました。
分析後、当園の三大事故は①加害行為②衝突③転倒となりました。加害行為に関してはより細かく整理分析していく中で、子どもの遊びと個性の捉え、行動の予測について保育士の注意すべき場面等を多面的に捉えていきました。(子どもの噛み付き等を加害行為と表現する事は疑問ではありますが、この文中においては敢えて加害行為とさせて頂きます) 低年齢児の少人数制の保育を行う中で、部屋の仕切り等を設けてみましたが死角ができ、すぐに対応出来ない等の様々なデメリットがありました。又、仕切りの色や素材によっても子どもの情緒の安定に繋がる効果があること等、子どもが落ち着ける環境を整える重要性に気づく事ができました。
衝突・転倒は、身体機能が未発達で判断能力が低い幼児期は、突発的怪我の数値が高くなりました。転んで痛みを知り身体で覚えていくと、往年は良く言われていましたが、リスク社会の近年においては、解決策を見出していかなくてはなりません。
危機管理とともに子ども自身の危険を回避する力を育てる事が大きな目標となり、年間を通じ安全に関する様々な活動を可視化し指導計画の中に位置づけていかなければならないという大きな課題が見えてきました。
噛み付きや引っ掻きを些細な怪我と捉えず、その背景にある様々な要因に目を向け、試行錯誤を繰り返しながら見えてきたものはとても大きいです。事故発生をゼロにするのは難しい事ですが、起きた事故からの学びを大切に事故防止に努め、当園に求められている危機管理体制を、具現化し安全で安心して大切なお子さんを預けていただける保育園を目指し、職員全体で安全対策に努めていきたいと考えています。
(2013年11月 七重浜保育園)