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おひさま
児童発達支援事業所
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障害者支援施設
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通所系事業所は日中(作業)活動のサービスがメインです。
昨年度の小委員会活動では、通勤(退勤)時の安全対策(交通事故や転倒による怪我等) についての情報交換を主とした活動でした。職員の定期的な路上での安全確認や支援、冬 季等、気候の変動に対応した安全確認や支援、また保護者との綿密な役割分担による通勤 確認、より個別化された送迎支援等、それぞれの安全対策を互いに参考にしながら各事業 所において通勤(退勤)時のリスクマネジメントを進めているところであります。
今年度の小委員会活動においては、再度、日中活動そのものに焦点をあて、各事業所ご とに、これまでのヒヤリハット・事故報告・気づきメモより、その傾向と対策について整 理、分析し小冊子としてまとめています。
本小委員会の事業所は、「菌床きのこ」「クッキー・パン」「珍味加工」「製函作業」等 の製造業が主であり、機械や工具を取り扱うことが多いため、7割が、日常的に小さな怪我(切り傷・火傷・打撲等)の報告であり、工具、機械等の物理的な改善や、作業環境の 整理整頓、利用者の作業場内での動線や安全確認支援ポイントを職員間で周知していく等 の対応策の大半をしめています。
その他の3割については、身体的なハンデイや加齢化に伴う筋力低下やバランス感覚の 低下からの転倒も増加傾向にあり、個別的で大小さまざまなバリアフリーの必要性が高ま っていることが窺えます。また、行動障害を有する方々の対人トラブル(他害や自傷)と いう報告もあり、発達障害の方の環境整備、構造化によるバリアフリーも今後は、さらに 進めていく必要があるようです。また、居宅介護・移動支援事業所については、支援の場 が地域そのものであり、外的環境へ対する安全管理においては、事前の環境調査が本来徹 底されなければならない側面を持ち、他の事業所とは異なる角度でのリスクマネジメント のアプローチが求められていることが論議されました。
これらの全体傾向において、小委員会としましては、今後も現場職員にヒヤリハット・ 事故報告の速やかな提出を求めていくことはもちろんですが、より重要なのは改善策のチ ェックと実施が速やかに行える組織体制を構築することとしています。
今回のこのまとめが、小委員会内の単なる現状報告に留まらず、ヒヤリハット・事故報 告件数が減少していくことを目指し、日中活動におけるリスクマネジメントの指針として の資料になるよう、今後も継続して独自の調査集計を行うことが必要だと考えています。
成年期未満の入所系は、前回ご紹介したとおり、「おしま学園」と「第二おしま学園」の二つの事業所のリスク マネジャーで小委員会を構成しています。
活動内容としては、東日本大震災の後、防災についての対策、必要な備品等の確認を行い、自閉症の防災ハン ドブックについての話し合いも行いました。第二おしま学園は自閉症児施設ですが、おしま学園にも自閉症の方 が大勢生活しているので、災害時における自閉症の方々への対応等はとても参考になりました。又、実際に被災 地に支援に行ったおしま学園のリスクマネジャーより、被災地での現状や支援内容について話を聞き、 災害時におけるポータブルトイレや各種投薬(持ち出し用)の必要性と各事業所の現状を確認し合いました。
マニュアルに関しての委員会活動では、おしま学園は各種マニュアルに関してとても充実しており、様々な場 面での事故を想定し、未然に防ぐ為の努力をしている状況を確認した後に、食品の管理状況について、夜間1名 体制における業務等の話し合いを行いました。
成年期・成年期未満に関わらず、食品(管理)に関わるリスクはどの事業所でも抱えている問題だといえます。 更に24時間、利用者の生活の場となる入所系の事業所においては、食品の保管方法から移動方法、処分方法に 至るまで充分な注意を払わなければならず、支援者は常にリスクを意識する必要があります。小委員会ではまず、 食品の保管場所について施錠の有無、適切な場所であるか等の確認を行いました。それぞれの事業所とも、食品 に関しては必ず施錠が出来る場所であり、食品を安全(保冷等の保存状態を含む)に管理する上で適切な場所に保 管されていました。移動方法や処分方法に関しては、明確な取り決めがなされていないところもあり、不足して いる部分に関しては各事業所に持ち帰り改善することにしました。第二おしま学園では、事故防止対策委員を中 心に、各寮の状況確認をした上で処分方法の改善を図りました。各事業所とも、適切な状況については今後も継 続していくと共により良い改善策の模索にも努めていくこととしました。
次に夜間の業務についてですが、成年期未満の事業所では、利用者が就寝してから、朝の活動を 始める前までの短い時間ですが、寮内に宿直者1名となる状況があります。その間の業務については、それぞれ の事業所の寮によって異なりますが明確なマニュアルについては無い状況です。気づきメモやインシデンタルレ ポート・事故報告等を基に、事故が起こらないように対策・対応がなされていますが、それを実行するのはあく までも支援者である為、意識の向上とより良い対策・対応の検討に努めていかなければなりません。
今後もクオリティーインプルーブメントが、リスクマネジメントの基本的視点であることを忘れることなく、情 報を共有しながら、職員の質が高まるよう委員会活動を展開していきたいと考えています。
(2011年11月 小委員会)