リスクマネジメントの取り組み

サポートかわつきの取り組み

 

サポートかわつきの概要

 

サポートかわつきは平成18年10月「障害者自立支援法」の施行に伴い当別地区の 施設でバックアップしてきたグループホームのサポートセンターとして設立されました。 グループホームは北斗市三ツ石から久根別にかけて男性グループホーム5か所 (16名)女性グループホーム3か所(14名)の合計8か所に点在しており、30名の 方々が利用し生活しています。年齢は30歳から73歳となっています。

 

リスクマネージメントの考え方・取り組み

 

ヒヤリハット・事故報告の集計から、年々、高齢化が進み通院数や服薬数が増加の傾 向にあり、健康に関する事項、特に服薬に関係する支援が必要となった利用者が多く なってきました。日常生活において、ついうっかりで起こる事故や怪我はあり、出来れば事故に繋がってしまう前に未然に防ぎたいと考えています。

 

実際、地域での生活は、施設内での生活に比べ、行動範囲の 広さなどから思わぬ事故やトラブルに遭遇してしまうことがあり
ます。様々な経験を通し、成功と失敗の繰り返しにより社会人としてのマナーやルールを身に着けて頂きたいと考えています。 サポートかわつきでは、思わぬトラブルに遭遇してしまった利用 者に対して、本人からの相談を受け、状況の把握、原因の解明と解決方法を話し合い、より良い解決を目指します。 毎日の申し送りを通して、その都度、支援方法を見直し再構築
することにより再発防止を心がけています。

 

(左:通勤風景、右:職場風景)

 

また、近年、自然災害がとても多く発生していますが、サポートかわつきで担当しているグループホームには住宅地に立地しているグループホームの他に土砂災害や大津波、津波避難エリアなど北斗市の災害ハザードマップの中で警戒区域とされてい
る場所にもグループホームが数件あります。普段から災害情報には注意深く耳を傾け、災害時には適切な判断と、被害を最小
限に留めるために以下の事を心がけています。

 

(左:土砂災害警戒区域、右:大津波・津波警戒区域)

 

  • 地域での防災訓練への参加
  • 各グループホームの避難場所の確認
  • 防災用品の点検と確認
  • 備蓄品の確保
  • 災害時の支援体制のシュミレーション

 

おわりに

 

東日本大震災や北海道胆振東部地震、これまでの台風や 豪雨の経験を活かし、利用者が今後も地域で安心した暮らしを 送る事が出来るよう環境を整え、対策を練り、スタッフが一丸となって取り組んでいけるようすすめていきたいと考えています。

※気づきメモとは、事故やヒヤリハットに至る前に日常に潜んでいる危険に気づき、予想される事故に対して事前に対応をすることで、大きな事故を未然に防ぐ事を目的とされています。