リスクマネジメントの取り組み

ヘルパーステーション ルーチェの取り組み

 

ヘルパーステーション ルーチェの概要

 

当事業所で実施しているホームヘルプサービスやガイドヘルパー等の福祉サービスは、地域で暮らす方々を支援し、ご家族を支える役割を担っています。また、サービスの提供を通してご家族の休息の時間の確保などの在宅支援に努めています。仕事の内容では入浴介助や通院介助、調理や掃除の家事援助と外出支援などがあります。

 

新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴い、利用者様が楽しみにされている外出支援を、一時期中止しなければいけない事態になりました。その後は、自粛が緩和された事と利用者様、ご家族様からも支援の要望があったため支援を再開する事になりました。再開にあたっては、感染予防対策をしながら支援を提供する事にしました。感染予防対策として、支援者側が体調管理や検温を行うのはもちろんの事、利用者様にも検温にご協力いただくことにしました。現在では、支援の2日前に発熱や風邪症状が無いかを電話で確認させていただき、支援の当日には、朝と支援者が訪問した時の2回の検温をしていただき、保護者様に健康チェック表(図1)の方へ記入していただいています。

 

(左:図1、右:図2)
 

外出中は都度、手洗いや手指消毒を支援者と利用者様に行っていただいています。飲食前やトイレ後の手洗い、バスや市電などの交通機関を利用した後や建物ヘの入退時には手指消毒を行っていただいています。手洗い場が無くても、支援者には携帯用の消毒用アルコールを携帯させていますので、こまめに手指消毒を行っていただいています。また、人ごみが多いところへは行かないよう、3密を避けるように支援者が配慮を行っています。常時マスクを着用しての外出になりますが屋外や人混みが少ないところではマスクを外したり、こまめな水分摂取を行う事で熱中症対策にも心掛けています。

 

支援中は施設や交通機関にどのくらいの時間滞在したか、手洗いや手指消毒をどこで行ったかなどの記載するチェック表(図2)を作成しました。感染予防に努めていますが、万が一、支援者や利用者様が感染した場合には、支援中にどこを移動したかなど感染経路を把握できるようにしています。こうした感染対策は利用者様ご家族のご協力もあって実現出来ています。

※気づきメモとは、事故やヒヤリハットに至る前に日常に潜んでいる危険に気づき、予想される事故に対して事前に対応をすることで、大きな事故を未然に防ぐ事を目的とされています。