【9/3-9/5実施】令和6年度 自閉症支援のためのスタートアップワークショップ3日間コースを終えて

9月3日(火)から5日(木)までの3日間の日程で、実践を中心としたトレーニングセミナーを開催いたしました。

このセミナーは、座学によって知識を得るだけでなく、実際の支援の場面に活用できる力を磨くことを目的としています。受講生22名が4つのグループに分かれ、自閉症当事者の方にご協力をいただきながら、障がい特性の理解と支援の方法について学びました。

例年、5日間の開催ですが、今年度は参加のしやすさを考慮し、支援の基本や導入に焦点を当てた3日間のカリキュラムにしました。

 

事前学習として開催した8月31日(土)のオンライン公開講座「自閉症の特性理解と支援の基本(講師：中山清司氏)」の受講も含まれています。

9月2日(月)には、トレーニングセミナーの番外編企画としてゆうあい会石川診療所の高橋和俊所長によるオンライン講演会「そもそもそもそもTEACCHって何？～歴史、理念、そして現在～」も開催されました。

3日間の研修では、アセスメント、課題分析、コミュニケーションをテーマに、4人のトレーナーのサポートを受けながら構造化支援の実践を行ないました。

（受講生が作成した支援ツール）

このトレーニングセミナーでは、アセスメントをもとに支援を組み立てることを重視しています。一度の実践で完結させず、実践から得られた結果をもとに一人ひとりに合わせた支援を考え、より豊かで充実した生活を送っていただけるよう支援していくことを目指します。

11月16日(土)には、過去のトレーニングセミナー受講生による実践報告会が行われる予定です。コメンテーターは、トレーニングセミナーの統括ディレクターである中山清司先生(自閉症eサービス全国ネット代表)です。ぜひ、ご参加をご検討ください。