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侑愛会からのお知らせ
きっと役に立つ、ゆうあいのイベント情報やニュースをお届けします
2025年、新しい年を迎えました。遅ればせながらではございますが、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
1月20日(月)、大場茂俊賞受賞論文(※平成12年創設。毎年、職員による優れた実践や論文、各種報告などについて表彰)表彰式が執り行われました。法人本部を会場に、各施設の管理者と代表の方のみの参加で開催されました。ささやかな内容ではありましたが、参加者で受賞者の方々の取り組みを讃えることができました。
今年度は計6編の応募または推薦がありました。各賞については次のとおりです。おめでとうございます!
【優秀賞】
◆ 「施設におけるミクロ・ソーシャルワーク機能の検討: ASD者への直接的介入を通して」
ワークセンターほくと:柴田祐樹
<受賞理由>
本論文は、施設におけるソーシャルワークの実践が障がい者の生活の質(QOL)向上と権利擁護に重要な役割を果たすことを踏まえたものであり、特に、知的発達症を伴う自閉スペクトラム症(ASD)の利用者に対する直接的な支援の事例を通して、人と環境の交互作用の視点から分析を行い、ミクロレベルのソーシャルワーク機能を検討し、今後の実践を促す貴重な内容でした。
【奨励賞】
◆ 「新入所の利用者のアセスメントをもとにした支援」
おしま学園:前田絃希
<受賞理由>
本論文では、自閉症の特性を持つ児童に対する支援の必要性を理解し、評価キットB1を用いたアセスメントをとおして、個別支援の重要性を説いています。また、具体的で優れた実践を通して、おしま学園全体の支援の質の向上に貢献したことを評価します。
◆ 「実践を通して楽しく学ぶ~支援力の向上を目指して~」
函館青年寮:沢野唯人、大森美希
<受賞理由>
本報告は、函館青年寮において、利用者の高齢化と自閉症支援という多様で複雑な課題に対応し、PDCAサイクルを用いた計画的な支援の提供や心理的安全性の高いチーム作りを通じて、利用者一人ひとりに寄り添うことの大切さを改めて考えさせられる内容でした。
<受賞理由>
本報告は、本人主体の多職種連携をテーマにしたものです。相談者の課題に寄り添い、その解決に向けた柔軟な対応と関係機関との連携を通じて、相談者が安心して暮らせる環境を整える努力は相談者の自立と生活の質向上を目指したものと評価します。
【努力賞】
◆ 「重度知的発達症を伴う自閉症スペクトラム者への表出コミュニケーションの指導:TEACCHコミュニケーション・カリキュラムを用いて」
ワークセンターほくと:川村亜由子、柴田祐樹
<受賞理由>
本報告は、重度知的発達症を伴う自閉スペクトラム症者に対する表出コミュニケーション指導をテーマにしています。その実践は対象者の生活の質向上にも大きく寄与するものと評価します。
【特別賞】
◆ 能登半島地震被災地支援派遣
<受賞理由>
明生園の支援員が令和6年4月から7月までの各月に一人ずつ、能登半島地震被災地において障がい者支援のために派遣され、その間、施設に残った職員の皆さんも献身的に業務に従事されました。また、帰還後にはその貴重な体験を広く発表し、多くの人々に深い感銘を与えました。その福祉従事者としての使命感と支援活動に深く感謝し、ここに表彰します。